LOADING

コンテンツ  

屋根材料の種類

全ての屋根の材料の種類は大きく4つに分類されます。
今回それを解説していこうと思います。

粘土系(日本瓦・和瓦)

一つ目は粘土系です。
天然素材の粘土を材料とした瓦で、瓦の形にした粘土を焼いて作られます。 日本瓦・和瓦・いぶし瓦・陶器瓦などと呼ばれることもありますが、これらはすべて粘土瓦になります。 粘土瓦は耐久性が非常に優れており、基本的に塗装が必要ないことが大きなメリットです。ほかの屋根材よりも重く、厚みもあるため、遮音性、断熱性、耐熱性に強みがあります。

メリット メンテナンスがほとんどない
デメリット、重さです。昔は中に土も入れているので耐震性がすごく不安です。

スレート系

二つ目はスレート系です。
スレートは粘土板岩の薄板を使用した屋根材のことで、「スレート瓦」とも呼ばれます。 「カラーベスト」と呼ばれる場合もありますが、これはスレート屋根材の商品名です。 スレートはデザイン性が高く、薄く軽量で耐震性に優れているのが特徴です。住宅の屋根には敷き詰めたあと釘や接着剤で固定されて使われます。
スレート屋根は、日本の住宅の屋根材としてはもっとも普及しており修理やリフォームがしやすいです。

メリット  価格が安い・耐震性が高い・施工しやすい
デメリット 割れやすく低耐久でメンテナンス頻度が多い

セメント瓦

三つ目はセメント瓦です。
1970年代から1980年代に流行した セメント製の屋根瓦 のことです。 セメント瓦は陶器瓦より価格が安く製造しやすいため、住宅不足が顕著だった 高度経済成長期に広く普及 しました。 現在はガルバリウム鋼板のように低価格で耐久性が高い屋根材が開発され、セメント瓦の新規使用はあまりありません。

メリット デザインが豊富・耐火性に優れている
デメリット 衝撃に弱い・定期的にメンテナンスが必要

金属系

四つ目は金属系です。
属板を薄く長い板状の屋根のことです。 屋根の形状に合わせて使用できるため、複雑な形の屋根にも適応できます。 使われている素材は、アルミニウム、スチール、亜鉛合金などで、窯業系の屋根材に比べると、とても軽量です。 建物は軽いほど地震の揺れに強くなっていきます。

メリット 軽量で耐震性が高い・ 防水性が高い・緩い勾配の屋根にできる・複雑な形状でも工事ができる
デメリット 断熱性が低い・遮音性が低い